特徴
1.本船は、4個のモス型球形独立型LNGタンクを持ち、145,385m3の液化天然ガスを輸送するLNG運搬船である。
2.LNGタンクには当社が独自開発した川崎パネル方式による防熱システムを採用し、高い防熱効果によリガスの蒸発率を約0.10%/日としている。
3.貨物タンク区画は、二重船殻・二重底構造とし、LNGタンクはその内側に配置されているため、万一の船体損傷時でも直接タンクに損傷が及ばないよう安全に保護されている。
4.操舵室は、最先端の電子航海機器を装備し、従来分散配置していた航海機器を集中配置して操作性の向上を計るとともに、全周に窓を配置して360度の視界を確保し、大洋航行中にはワンマン操船が可能となっている。
5.荷役関係の監視・制御は、船橋下の居住区前面、貨物積込/揚荷区域の見通しが良い位置に設けた荷役制御室で行う。荷役制御室には新規開発した統合制御監視装置(IMCS)が配置され、荷役関係の監視・制御のほか、機関状態監視を行えるようになっている。本IMCSは、開発時にオペレーターの経験や意見を数多く取入れて、特にオペレーターの操作性に配慮したシステムとしている。
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要目
船種: |
LNG運搬船 |
船籍: |
日本 |
船主: |
東京エルエヌジータンカー |
総トン数: |
119,381.00 |
重量トン数: |
71,642.00 metric tons
0 |
全長: |
289.50 m |
幅: |
49.00 m |
深さ: |
27.00 m |
夏季乾舷喫水: |
11.40 m |
主機関: |
川崎 MAN UA 400 |
最大出力: |
26,900 |
航海速力: |
19.50 knots |
船級: |
NK |
造船所: |
川崎造船 |
竣工年月日: |
2003年9月 |
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