特徴
本船は、98年2月に丸紅株式会社から受注し、同工場にて昨年9月末から建造を行ってきたもので、同工場にて7隻連続建造していくF48の第1番船となる。
本船のタイプは、1997年5月に前回シリーズのF42(4万2,000載貴重量トン)より約6,000トン大型化した新しい船型が開発され、載貴重量トン数が4万8,600トンであることから「F48」とネーミングされた。F48はF42と比べ、喫水を変えることなく、長さを9m、幅を1.7m大型化している。
本船は、ハンディーサイズ(通常船幅30m程度)でありながら、パナマックスサイズの船幅(最大船幅32.2m/載貴重量6〜7万トン程度)を有することが最大の特長となっている。また、喫水が浅く、甲板にジブ型デッキクレーンを4台装備しているので、荷役施設が充実していない小さな港などの不特定港にも出入りできる。さらに、ハッチカバーはフォールデイング型を採用しているので、デッキ上で貨物と干渉することなく荷役作業が行える。
IHIでは引き続き、F48を順次6隻連続建造していき、最終船を2000年初めに引き渡す予定。
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要目
船種: |
撒積船 |
船籍: |
パナマ |
船主: |
MI-DAS LINE S.A. |
総トン数: |
28,200.00 |
重量トン数: |
48,910.00 metric tons
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全長: |
189.90 m |
幅: |
32.20 m |
深さ: |
16.50 m |
夏季乾舷喫水: |
10.70 m |
主機関: |
DU-SULZER 6RTA48T |
最大出力: |
10,320 |
航海速力: |
16.50 knots |
船級: |
NK |
造船所: |
石川島播磨重工業 |
竣工年月日: |
1999年2月 |
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